シンポジウムについて

  • 日時: 12月2日 9:30~11:30
  • 会場: A, B, C会場

物理・鉱物系シンポジウム

「高分解能顕微法によるイメージング、結晶から生体試料まで」

趣旨:最近の顕微法の発展は著しく、電子顕微鏡ではCsコレクターの開発により1Åを凌ぐ空間分解能が実現するなど、原子レベルでの構造評価が格段の進歩を遂げた。さらに顕微手法や画像処理技術の進歩により生体物質の高分解能観察や三次元立体構造解析も大きく進展している。研究の現状を第一線にいる研究者に紹介してもらう。

会場:A会場
座長:山本直紀(東工大院理工)・佐々木聡(東工大応セラ研)

SA-01 STEM直接観察による準結晶構造解析
阿部 英司(東大院工)
SA-02 レーザ補助広角三次元アトムプローブによるナノ組織解析
宝野 和博(物材機構)
SA-03 位相差電子顕微鏡が拓くナノバイオロジー
永山 國昭(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
SA-04 X線と電子線で生体超分子ナノマシンの構造と機能を探る
難波 啓一(阪大院生命機能)

化学系シンポジウム

「J-PARCがもたらす結晶学の新展開」

趣旨:J-PARCの中性子散乱施設の現況および今後の進む方向を、建設チームの主要メンバーから会員ならびに広く研究者や社会に紹介してもらうとともに、ユーザーからの期待や意見を建設チームに届ける。

会場:B会場
座長:尾関智二(東工大院理工)

SB-01 J-PARCの現状と共同利用体制
新井 正敏(原子力機構J-PARCセンター)
SB-02 粉末回折装置で展開される物質科学
石垣 徹(茨城大フロンティア応用原子科学研究センター設立準備室)
SB-03 単結晶回折装置で展開される化学・生命科学
田中 伊知朗(茨城大工)
SB-04 パネルディスカッション「J-PARCに寄せる期待」
パネラー: 神山 崇(高エネ機構物構研)
野田 幸男(東北大多元研)
菅原 洋子(北里大理)
茶竹 俊行(京大原子炉)

生物系シンポジウム

「ターゲットタンパク研究プログラムの目指すもの」

趣旨:昨年度タンパク3000プログラムが終了し、今年度からターゲットタンパクプログラムが始まった。今まさに、タンパク質立体構造の網羅的解析の大きな転換点に立っている。本シンポジウムでは、構造解析結果の医療や産業への応用といった社会のニーズに答える研究の側面と、解析技術の進歩と可能性をテーマとして、その現状説明と方向性の提案を演者の方にお願いし、新たな道筋を捉えるきっかけとしたい。

会場:C会場
座長:濡木 理(東工大院生命理工)・熊坂 崇(高輝度光科学研究センター)

SC-01 リゾリン脂質のケミカルバイオロジー
青木 淳賢(東北大院薬)
SC-02 産業利用を目指したタンパク質構造解析
田之倉 優(東大院農)
SC-03 タンパク質の生産技術
横山 茂之(東大院理)
SC-04 放射光構造生物学の展開
若槻 壮市(高エネ機構物構研)