日本結晶学会講習会
「粉末X線解析の実際2026」のご案内

講習会概要

主催
一般社団法人日本結晶学会
共催
日本化学会有機結晶部会、日本分析化学会X線分析研究懇談会
協賛
各学協会(依頼中)
世話人
植草秀裕(東京科学大学)、八島正知(東京科学大学)、池田卓史(AIST)、門馬綱一(国立科学博物館)、藤井孝太郎(法政大学)
期日
2026年7月28日(火)、29日(水)、30日(木)
会場
東京科学大学 大岡山キャンパス 西9号館デジタル多目的ホール
概要
粉末結晶X線回折データ(XRD)のリートベルト解析に関する三日間の総合的な講習会です。結晶学の基礎、回折データ測定法、ソフトウエアRIETANを使ったリートベルト解析の基礎と応用、様々な物質・材料の粉末結晶構造解析への応用と新しい解析法までをカバーします。本講習会は1996年にスタートし、これまで15回開催され好評を博してきました。
説明
本講習会は三日間で行います。粉末X線回折法を結晶構造解析のために初めて使う人、とくにRIETANを使ったリートベルト法の習得を目指す人から、さらにレベルアップを望む人、材料解析のための応用的な解析を目指す人を対象にしています。
  • 第1日目(午後開始)は結晶学入門、リートベルト解析のための、試料・装置の取り扱いと粉末回折データの測定法までを講習します。
  • 第2日目はリートベルト解析入門から、RIETANの使い方、解析の実例、放射光測定までを講習します。
  • 第3日目は応用的な解析であるMEM解析、PDF解析、中性子回折や材料解析の実例、そして多様なリートベルト解析ソフトウエアを紹介します。
  • 講義終了後に自由参加の質疑応答の時間を設定し、参加者の皆様からのご質問に講師が徹底的に回答します。講義の未消化部分の徹底理解をめざします。
企業展示
粉末回折計や関連ソフトウエア、データベースのカタログ展示を行います。

注意事項

  1. 日本結晶学会の会員として本講習会の受講を希望する場合、先に入会手続きを完了された後、講習会の申込が可能となります。
  2. 入会に関しては、入会申込書の提出や入会年度会費振込みとその確認でお時間が必要となるため、早めの入会手続きをお願い致します。
  3. 入会年度会費の振込みを確認後、申込に必要な会員番号とパスワードが学会事務局から通知されます。
  4. 入会申込書の提出時と入会年度会費振込み時に、学会事務局にメールにて講習会受講希望者である旨をご連絡ください。
  5. 講習会申込後の参加区分の変更は基本的に受付致しませんのでご注意ください。

講習会プログラム

特徴: 材料研究に必須な粉末回折データのリートベルト解析について、効率的に学べます。基礎理論から、適切な測定法、ソフトウエアの使い方、高度な解析、実際の研究例まで、第一線で活躍する講師が講義します(スライド資料を会場で配布)。さらに、講義終了後に質疑応答の時間を設定し、参加者の皆様からのご質問に講師が徹底的に回答します。

7/28(火) 1日目 結晶学入門・リートベルト解析に適した測定

1. リートベルト解析のためのX線結晶学入門
瀬戸 雄介 (阪公大)
13:10-14:40
結晶構造パラメータ、空間群とは、回折現象の基礎的理解、リートベルト解析とは
2. 粉末回折計の上手な使い方
紺谷貴之 (㈱リガク)
14:55-16:05
粉末X線回折装置(光学系,X線源,検出器)のしくみとメインテナンス
3. 良質な粉末回折データの測定法/試料の取り扱い
大渕敦司 (㈱リガク)
16:20-17:40
試料調製法、測定条件、構造解析のための測定
4. 質疑応答(自由参加)
講師全員が参加
17:50-18:50

7/29(水) 2日目 リートベルト解析入門、RIETANの手引き、リートベルト解析の実際

1. 粉末回折データの読み方
上村祐一郎 (Malvern Panalytical)
10:00-11:00
測定データの前処理、コンピュータによる同定、格子定数計算法、ICDD-PDFの使い方
2. リートベルト解析入門
池田卓史 (AIST)
11:15-12:45
原理、モデル関数、信頼度因子、解析の進め方、定量分析
3. RIETANを使った解析の手引き
藤井孝太郎 (法政大)
13:45-14:45
RIETAN-FP、入力ファイル( *.ins )の編集、解析の進め方とノウハウ
4. リートベルト解析の実際
漆原大典 (名工大)
14:45-15:45
リートベルト解析事例の紹介と注意点(データ測定,パラメーターの精密化方法など解析の手順、結果の妥当性確認など)
5. リートベルト解析のための放射光測定
河口彰吾 (JASRI)
16:00-17:00
放射光X線粉末回折の原理と特徴、装置の紹介、試料準備・測定における注意事項、利用事例
6. 質疑応答(自由参加)
講師全員が参加
17:10-18:10

7/30(木) 3日目 PDF解析、MEM解析、中性子回折、材料研究の実際

1. PDFを用いた構造解析
尾原幸治 (島根大学)
10:00-11:00
良質な回折データが得られないナノ粒子や層状化合物などの構造解析
2. MEM解析の基礎・ソフトウェアDysnomiaの紹介
門馬綱一 (科博)
11:00-12:00
MEM解析、Dysnomia
3. 質疑応答
午前の部の講師が参加
12:00-12:15
4. プロトン伝導体の構造解析と拡散機構解明の実例
齊藤 馨 (科学大)
13:15-13:45
プロトン伝導体、中性子回折、リートベルト解析、水和、プロトン伝導経路
5. 放射光・中性子の利用,MEM解析の実例
八島正知 (科学大)
13:45-14:25
中性子粉末回折、放射光X線粉末回折、MEM解析、不規則構造、イオン伝導経路
6. 電池材料の結晶構造解析
小林玄器 (理研)
14:40-15:40
電池材料の構造解析、放射光・中性子解析
7. 様々なリートベルト解析ソフトウエアの紹介
藤井孝太郎 (法政大)
15:40-16:30
RIETAN以外のリートベルト解析ソフトの紹介
8. 質疑応答(自由参加)
講師全員が参加
16:40-17:40

参加費(税込)

主催、共催および指定学会* 会員16,000円
協賛学会会員18,000円
一般28,000円
学生9,000円

* 指定学会は日本結晶学会(賛助会員含む)、日本化学会、日本分析化学会

※テキストとして「粉末X線解析の実際」第3版(朝倉書店、税込6,490円)を使用します。おもちでない方は、受講生ひとり1冊に限り特別割引価格の5,200円(税込)で頒布しますので参加と同時にお申込ください。

参加申し込み

定員
200名(先着順)
前回は満員となりましたので、早めの申込をお勧めします。
申込締切
2026年 7月8日(水)
※申し込み開始は4月21日(火)を予定しています。申し込みはこのページからリンク予定の、講習会専用申し込みサイトからWeb申込システムでお申し込みください。
申込問合先
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
日本結晶学会ヘルプデスク
  • FAX: 03-5227-8632
  • E-mail: crsj-xrayconfbunken.co.jp
内容問合先・事務局
東京科学大学理学院化学系
植草秀裕 E-mail: uekusachem.sci.isctac.jp

関係Webサイト

講習会会場のご案内

東京科学大学 大岡山キャンパス 西9号館デジタル多目的ホール 〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
[交通] 東急電鉄 大井町線または目黒線 大岡山駅下車 駅前
西9号館は大岡山キャンパスマップでは、大岡山西地区(22)番の建物です。正門から右手に沿って進み、三角形の図書館の先の坂を下ってください。坂の途中、マップの(28)で左折してください。(22)左側に入口があります。

<キャンパスへのアクセス>
アクセスマップ[link]
<キャンパス内マップ>
キャンパスマップ・大岡山東・西・南地区をご覧ください[link]