[日本学術会議]日本学術会議会長談話「宮崎県日向灘を震源とする地震及び南海トラフ地震臨時情報について」
2024-08-15
日本学術会議会長談話
「宮崎県日向灘を震源とする地震及び南海トラフ地震臨時情報について」
本年8月8日に発生した宮崎県日向灘を震源とする地震により被害に遭われた皆様に、お見舞いを申し上げます。
この地震に関連して、気象庁から南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。関連の地域をはじめ、皆様におかれましては、政府や自治体からの情報によく御注意いただき、災害への備えを進められますようお願いいたします。
日本学術会議は、南海トラフ地震を始めとする大規模な災害を想定し、提言「壊滅的災害を乗り越えるためのレジリエンス確保のあり方」(令和5年8月29日)を発出しており、そこでは、事前の備えを充実させ、災害を乗り越える力としてのレジリエンスの向上のため、自然科学分野と社会科学分野の知見を統合する「知の統合」を目指すことを提言しております。また、広域かつ大規模な災害に備え、乗り越えるための、あらゆる分野の知の結集に貢献する活動を行っております。今後の状況の推移について注視しつつ、日本学術会議に期待される役割を適時適切に果たすべく全力を尽くしてまいります。
令和6年8月9日
日本学術会議会長
光石 衛