CBI研究機構 量子構造生命科学研究所 中性子産業利用推進協議会 生物・生体材料研究会
合同シンポジウム「MicroEDの現状と未来」開催案内

2022-11-04
主催
CBI研究機構量子構造生命科学研究所、
中性子産業利用推進協議会 、
(一財)総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
共済
茨城県中性子利用研究会

1.開催日時: 2022年12月6日(火)12:55~17:25
2.開催方法: ZOOMによるオンライン開催 <接続URLは12月1日頃にお知らせする予定です>
3.参加費 : 無料

4.開催趣旨:
Microcrystal electron diffraction(MicroED)は、2013年末にハワードヒューズ医学研究所のジャネリア研究キャンパスでGonen研究室が開発したCryoEM法である。MicroEDは、電子線結晶学の一種で、薄い3次元結晶を用いて電子線回折による構造決定を行うものである。この方法は、その大きさゆえに一般的にX線回折実験に適さないナノ結晶からタンパク質の構造決定を行うために開発された。試料は、他のすべてのCryoEM法と同様に水和冷凍されるが、透過電子顕微鏡(TEM)をイメージングモードで使用する代わりに、極めて低い電子線照射量(通常0.01 e-/Å2/s以下)の回折モードで使用される。ナノ結晶は回折ビームに曝されながら連続的に回転し、回折データは高速カメラで動画として収集される。本シンポジウムはMicroEDの最前線で活躍されている若手研究者に、現状と、将来への展望を様々な技術の併用についてもご講演していただくシンポジウムとしたい。

5.プログラム(敬称略)

12:55-13:00
開会挨拶、開催趣旨説明
CBI研究機構量子構造生命科学研究所長/中性子産業利用推進協議会 生物・生体材料研究会主査 上村みどり
司会 上村みどり
13:00-13:40
「KEKクライオ電子顕微鏡施設におけるMicroED測定の試み」
KEK 山田悠介 (講演30分+質疑10分)
13:40-14:20
「MicroEDとSPring-8/SACLAから得られる結晶構造とその利用」
理研 高場圭章 (講演30分+質疑10分)
14:20-15:10
“Combination of SPA and microED techniques guides the optimization of PROTAC system “
Biortus Biosciences Co. Dr. Jack Yan (講演25分+質疑5分)
15:10-15:40
“MicroED in Nanoimaging services“
Nano Imaging Services Dr. Jessica Bruhn(講演25分+質疑5分)
15:40-15:50
Break
15:50-16:30
「溶液散乱とmicro-EDの相補的解析に向けて」
京大 井上倫太郎 (講演30分+質疑10分)
16:30-17:20
「ハイスループット測定による高多重度 MicroED から見えてきたものと今後の課題」
阪大・蛋白研 中根崇智 (講演40分+質疑10分)
17:20-17:25
おわりに
横浜市大、佐藤衛

6.申込方法: 以下の申込フォームからお申込み下さい。
  https://forms.gle/pYzMPL8AjTw755eu5
  ※ご入力いただいたメールアドレスにお申込み確認のメールが自動的に送信されます。
  返信が確認できない場合、あるいは、上記申込フォームが利用できない場合には、
  ご所属、お名前、E-mail アドレス を本文に記して、中性子産業利用推進協議会まで
  E-mail(アドレスは下記)でお申込みください。

7.参加申込締切: 2022 年11 月30 日(水)
 <問合せ先> 中性子産業利用推進協議会(略称:IUSNA)
  〒319-1106 茨城県東海村白方162-1 いばらき量子ビーム研究センター D201
  TEL:029-352-3934 FAX:029-352-3935(火曜日と木曜日のみ勤務)
  E-mail: infoj-neutroncom

8.Zoom 接続情報
<接続URL は12 月1 日頃にお知らせする予定です>

9.アンケートのお願い
次回以降の開催の参考とするため、本研究会終了後にアンケートをお願いしています。
ご協力をお願いいたします。

上村みどり
所長
量子構造生命科学研究所
CBI研究機構
kamimuracbi-societyorg
+81-42-584-5759