SPring-8シンポジウム2019の開催について

2019-05-12

予てから、SPRUC総会等で告知しておりました、2019年度のSPring-8シンポジウムの開催概要が決定しましたので、下記のとおりご案内いたします。
今年は岡山大学の協力を得、8月30日(金)-31日(土)の2日間の日程で開催します。会員の皆様の多数のご参加をお願いします。

開催趣旨

SPring-8はこれまでに世界のフロントランナーとして高輝度光を活用した数々の成果を創出し、放射光科学を牽引する役割を果たしてきました。 近年は、産業界が抱える課題解決に繋がる成果も増加し、社会貢献においても重要な役割を担っています。今後もSPring-8が優れた成果を創出し、社会へ貢献し続けるために、「SPring-8ユーザー協同体」(SPring-8 Users Community: 以下SPRUC)が2012年4月に創設されました。

これは、学術界、産業界の利用者全員で組織されるものであり、SPring-8と連携して、施設や計測技術の先端性や利用システムの利便性の向上に寄与すると共に、科学技術の進歩、新学術、新産業の創成、更には、人材育成や社会の発展に貢献することを目指しています。

このSPRUC の中心的な活動の一つとして、SPring-8 シンポジウム2019を開催します。SPring-8 シンポジウムは、様々な分野にわたるユーザーの科学技術的交流の場として、学協会、SPRUC を構成する代表機関、 SPring-8 施設者(理化学研究所、高輝度光科学研究センター)と共に開催されるものです。第1回 大阪大学(2012年)、第2回 京都大学(2013年)、第3回 東京大学(2014年)、第4回 九州大学(2015年)、 第5回 関西学院大学(2016年)、第6回 広島大学(2017年)、第7回 兵庫県立大学(2018年)において開催されました。第8回目となった本年のシンポジウムは、岡山大学との共同主催となります。

昨年の討論では、SPring-8 を取り巻く環境の大きな変化の中で、供用開始後20年を経たSPring-8 の現状の課題解決に向けた方針が示されました。 今年のシンポジウムでは、SPring-8 が次の20 年も利用者にとって魅力的な放射光施設であり続けるための具体的な取り組みや仕組みについて示すことがテーマです。 世界中で放射光施設の建設とアップグレードが実施、あるいは計画され、放射光利用が進んでいる現代において、学術界および産業界の研究者や技術者に参加いただき、SPring-8 の現在と進むべき将来について掘り下げた議論ができることを期待しています。

日時
2019年8月30日(金) ~ 31日(土)
会場・場所
岡山大学 創立五十周年記念館 金光ホール他
〒700-0082 岡山市北区津島中1丁目1
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/kinenkan-index.html
告知HP
http://www.spring8.or.jp/ja/science/meetings/2019/sp8sympo2019

組織委員長
水木 純一郎(SPRUC会長、関西学院大学)
実行委員長
池田 直(岡山大学)
プログラム委員長
有馬 孝尚(SPRUC利用委員長 東京大学)