ブックタイトル日本結晶学会誌Vol62No1

ページ
7/80

このページは 日本結晶学会誌Vol62No1 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

日本結晶学会誌Vol62No1

日本結晶学会誌62,1(2020)?特集結晶学と情報学の融合特集「結晶学と情報学の融合」にあたって特集号担当:水牧仁一朗,浅香透,横田紘子,森茂生Masaichiro MIZUMAKI, Toru ASAKA, Hiroko YOKOTA and Shigeo MORI: Fusion ofCrystallography and Informatics近年,情報科学の急激な進歩によりデータ解析技術が非常に高度化され,さまざまな分野でデータ駆動科学の技術の適用がなされ始めています.サイエンスの分野においても導入が急速に進められている状況です.本特集号「結晶学と情報学の融合」では,データ駆動科学がどのように導入され,適用されているかを最先端の研究からご紹介し,読者の皆様のご研究に適用される契機となっていただきたいと考え企画しました.本特集号は,(1)スパースモデリングを用いた解析法(赤井,山崎,松下)(2)ベイズ推定を用いた解析法(加藤)(3)データベースを用いたインフォマティクス(石井)(4)パーシステントホモロジー解析法(小原)(5)データ同化を用いた解析法(藤堂)からなり,データ駆動科学の主要な手法を網羅しています.本特集号が,結晶学に携わる研究者の方々に情報学であるデータ駆動科学の現状を理解していただき,結晶学と情報学の分野の融合研究が盛んになっていくことを期待しています.最後にこの誌面をお借りしまして,お忙しい中,快く原稿をご執筆いただきました先生方に,担当者一同厚くお礼申し上げます.日本結晶学会誌第62巻第1号(2020)1