ブックタイトル日本結晶学会誌Vol61No3

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概要

日本結晶学会誌Vol61No3

談話室2月5~8日までは,「粉末X線リートベルト解析」講習会を従来どおりの内容で,X線分析研究懇談会主催で開催した.また10月には第6回を大阪科学技術センターで開催し,両者をドッキングしたかたちの粉末法の基礎とリートベルト解析の講習を行い,この形が定番となった.2005年(第7回)以降は会場を東京理科大学1号館記念講堂として日本結晶学会が講習会を主催した.2007年(第8回)から粉末未知構造解析を含むアドバンスコースを3日目に開講するようになった.ちなみにこれまで受講生数の最も多かった2011~2017年の各コースの4回の平均は,195,200,155名であり,上限の200は広い会場がなく,満員となって受付をお断りした結果である.なお,本講習会にはX線つながりの兄弟講習会が存在する.2004年4月からスタートした,X線分析研究懇談会主催の講習会「蛍光X線分析の実際」である(世話人:中井).そして,軌道に乗ったあとは奇数年は粉末法,偶数年は蛍光X線の講習会を開催してきた.講習会の配布資料を基に,講師陣が執筆を担当し,教科書を出版することができた.2002年2月に出版した「粉末解析の実際-リートベルト法入門」に続き,2009年7月には,第2版「粉末X線解析の実際」を出版した.この本は講習会のテキストとして使われている.東京理科大学で開催した過去の講習会の運営では中井研究室の,当時助教(講師)であった保倉明子さん,K.Tantrakarn君,阿部善也君の全面的援助を受けた.会場設営や受付,会場係は研究室の学生さんにお願いした.きびきびと対応してくれた関係諸君にこの機会に改めて感謝する.日本結晶学会講習会「粉末X線解析の実際」20197/17(水)1日目粉末X線回折法の実際(世話人:中井泉(東理大))粉末回折法の原理を理解しよう東理大中井泉粉末回折計の上手な使い方㈱リガク紺谷貴之良質な粉末回折データの測定法㈱リガク大渕敦司粉末回折データの読み方Malvern Panalytical,上村祐一郎回折強度・プロファイルの読み方とその活用㈱リガク虎谷秀穂7/18(木)2日目リートベルト解析入門(世話人:八島正知(東工大))X線結晶学入門東工大佐々木聡リートベルト解析入門AIST池田卓史RIETANを使った解析の手引き東工大藤井孝太郎RIETAN-FPの最新情報と周辺プログラムとの連携AIST池田卓史リートベルト解析の実際名工大漆原大典新規化合物探索への応用東工大山本隆文粉末構造解析のキーポイント京大泉富士夫7/19(金)3日目新しい構造解析法と未知構造の解析(世話人:植草秀裕(東工大))粉末未知結晶構造解析概論東工大植草秀裕粉末未知結晶構造解析の実際東工大藤井孝太郎有機金属複合体の粉末未知構造解析東工大大津博義MEM解析の基礎・ソフトウェアDysnomiaの紹介科博門馬綱一放射光・中性子の利用,MEM解析の実例東工大八島正知PDFを用いた構造解析NIMS冨中悟史電池材料の未知構造解析およびMEM解析東大西村真一188日本結晶学会誌第61巻第3号(2019)