ブックタイトル日本結晶学会誌Vol61No2

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概要

日本結晶学会誌Vol61No2

会報議事:報告,審議に先立ち,高良和武元会長,渡邉信久評議員の逝去を悼み黙祷を行った.引き続き,菅原会長と山縣次期会長候補の挨拶,評議員の紹介が行われた.報告事項1幹事報告1.1庶務幹事報告(大原庶務幹事)2018年10月26日から2019年3月26日までの会員の異動状況が報告された.2019年3月26日現在,会員数が1170(個人会員1152名,賛助会員18社)である.学会共催など依頼について,協賛依頼8件,後援依頼2件が報告された.リガクファンド活用実績報告書を株式会社リガクに提出したことが報告された.報告書は2018年度会計が確定した2019年2月23日付で作成し,活動内容や収支についての報告を行ったと説明があった.会員の慶弔に関する申し合わせとして,歴代会長,名誉会員,現評議員の逝去に際しては,学会誌での周知に加えてご遺族の意向に沿う形での会員へのメール配信による周知を今回行ったことが報告され,申し合わせに追加することが了解された.日本学術会議学協会連絡協議会の第9回理学・工学系学協会連絡協議会が3月28日に開催され,学会の法人化に関する問題点や規模の小さい学会の学協会連合についての議論がなされたことと,結晶学会から菅原会長,大原庶務幹事が出席したことが報告された.1.2会計幹事報告(小松会計幹事)一般社団法人としての2018年度決算(2018年2月1日~2019年1月31日)が報告され,監査報告書も同時に提示された(別表参照).単年度収支として,2,561,009円の黒字となったことが報告された.平成30年度当初予算と比べ収支が好転したのは,歳入面で,東工大年会が黒字で開催され2,024,807円の行事活動収入が入ったことなどに加え,歳出面で,会誌発行費と運営費とを抑制することができたためである.租税公課については,来年度以降も年会が今年度と同程度の黒字が続くと法人税が発生する可能性があるとの説明がなされた.学術賞副賞のメダルについて,単価の高騰は素材の銀の価格よりも加工費の高騰が主要因であり,製作業者によっては単価を抑えられる可能性があることから,従来の銀製のメダルを継続することを検討中であるとの報告がなされた.従来の盾が廃番となる進歩賞副賞の盾については,新たに検討中の盾のデザインが紹介された.西川賞副賞のトロフィーについては具体的なデザインについて引き続き検討を進めることとなった.日本結晶学会誌第61巻第2号(2019)1.3行事幹事報告(坂田行事幹事)2019年11月19~20日に開催予定の2019年度年会,2019年7月17~19日に開催予定の「粉末X線解析の実際」2019講習会,2019年7月29日~8月2日に開催予定の第8回対称性・群論トレーニングコース,2019年7月22~26日に開催予定のIntroduction to Symmetry andSpace group,2020年11月27~29日に開催予定の2020年度年会(第70周年記念大会)それぞれの準備状況が報告された.また,2021年度以降の年会として,2021年度は北海道大学,2022年度は関西学院大学での開催をそれぞれ検討していることが報告された.2018年度年会で実施した顕微鏡学会との連携による生物系シンポジウムにおいて,参加者を対象として行ったアンケートの結果が報告された.1.4編集幹事報告(宮原編集幹事)2019年度の学会誌の発行予定および学会からの情報掲載予定が示された.1.5広報幹事報告(杉本広報幹事)定期配信メールの配信状況,会員の発案による配信メールの依頼手順,結晶学会が周知されるための取り組みについての検討状況および,IUCr NewsLetterへ投稿予定の広島年会報告記事の準備状況が報告された.1.6情報幹事報告(岡崎情報幹事)学会Webページのスマートフォン対応やページ構成の見直しなどの改良について報告がなされた.また,各ページのアクセス状況についての報告がなされた.1.7男女共同参画推進幹事報告(玉田男女共同参画推進幹事)2018年度年会におけるティータイムセッションの開催結果について報告された.また,男女共同参画学協会連絡会の第17期運営委員会への参加状況および「大学等高等教育機関の入学試験に対する声明」「研究力強化に向けた女性活躍指標の整備に関する要望」への学会からの回答について報告された.2 AsCA関係栗栖AsCA評議員より,AsCA 2018(December 2-5,2018,Auckland,New Zealand)で開催されたAsCA評議員会における検討内容について報告された.3日本学術会議関係日本学術会議結晶学分科会の上村幹事より2018年12月27日に開催された化学委員会・物理委員会合同結晶学分科会(化学委員会IUCr分科会との合同開催)についての報告として,シンポジウム「創薬の加速化を担う構造生物学の最前線」,化学委員会の「情報科学との融合による新化学創成小委員会」,ならびに5月に開催予定の分子研所長招聘会議についての説明がなされた.また,「第24期学術の大型施設計画・大規145