ブックタイトル日本結晶学会誌Vol61No2
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日本結晶学会誌Vol61No2
ネスポロマッシモ図11 Immm空間群タイプのアフィン正規化群図12非標準で表現した生成元の対称操作の入力によって同定したP2 1空間群タイプしていないようだが_実は非標準設定のP2 1の生成元である.この設定から標準設定への変換行列も表示されている.原点の移動?,?,0のほかにa,-c/4,bという軸の変換が必要である.対称方向は[001]から[010]に代わることはよくあるのだが,-z/4という変換は非標準設定の[010]方向は4倍周期となっている.実は逆変換はa,c,-4bなのでP2 1の標準設定に比べて4倍周期が存在する.このような関係は,例えば相転移に当たる原子秩序化による反位相ドメインが出現する場合にあり得る.2.空間群の部分関係(Group-Subgroup Relations of Space Groups)図13に,この項目のプログラムインターフェースを示す.SUBGROUPGRAPH:ユーザーが入力した群と部分群のツリーを表示する.図14にSUBGROUPGRAPHのインプット画面を示す.群と部分群を選択した上で,指数を入力しない場合は数多くの可能性が表示される.図15はPnma→P2 1/cの群・部分群ツリーを示す.このツリーは指数の入力がない状況で得られたものである.括88日本結晶学会誌第61巻第2号(2019)