ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No3

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日本結晶学会誌Vol56No3

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概要

日本結晶学会誌Vol56No3

有森貴夫,玉田太郎定する役割も担っていることも示唆された.このような活性中心のトンネル構造は,アノマー反転型のキチナーゼとしても, GHファミリー23の酵素としても,これが初めての報告例である.本研究は,大阪府立大学の上田光宏准教授,近畿大学深溝慶教授との共同研究である.また,回折強度データ収集にあたっては, SPring-8とPhoton Factoryのスタッフの方々にご協力いただいた.末筆ではあるが,この場を借りて関係者の方々にお礼を申し上げたい.文献1)S. K. Kim and N. Rajapakse: Carbohydr. Polym. 62, 357 (2005).2)R. A. Muzzarelli: EXS 87, 293 (1999).3)B. Henrissat: Biochem. J. 280, 309 (1991).4)B. Henrissat and A. Bairoch: Biochem. J. 293, 781 (1993).5)M. Ueda, et al.: Appl. Microbiol. Biotechnol. 81, 1077 (2009).6)T. Arimori, et al.: J. Biol. Chem. 288, 18696 (2013).7)N. Okazaki, et al.: Acta Crystallogr. Sect. F Struct. Biol. Cryst.Commun. 67, 494 (2011).8)L. H. Weaver, et al.: J. Mol. Biol. 245, 54 (1995).9)R. Helland, et al.: Cell. Mol. Life Sci. 66, 2585 (2009).10)J. D. McCarter and S. G. Withers: Curr. Opin. Struct. Biol. 4,885 (1994).プロフィール有森貴夫Takao ARIMORI大阪大学蛋白質研究所Institute for Protein Research, Osaka University〒565-0871大阪府吹田市山田丘3番2号3-2 Yamadaoka, Suita-shi, Osaka 565-0871, Japan最終学歴:熊本大学大学院薬学教育部博士後期課程修了,博士(薬学)専門分野:構造生物学現在の研究テーマ:細胞外タンパク質の結晶構造解析玉田太郎Taro TAMADA日本原子力研究開発機構量子ビーム応用研究センターQuantum Beam Science Center, Japan Atomic EnergyAgency〒319-1195茨城県那珂郡東海村白方白根2番4号2-4 Shirakata-Shirane, Tokai-mura, Naka-gun, Ibaraki319-1195, Japan最終学歴:東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程単位取得退学,博士(理学)専門分野:構造生物学現在の研究テーマ:タンパク質の中性子およびX線結晶構造解析206日本結晶学会誌第56巻第3号(2014)