ブックタイトル日本結晶学会誌Vol60No5-6

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概要

日本結晶学会誌Vol60No5-6

編集委員長日本結晶学会編集委員会宮原郁子副委員長植草秀裕後藤義人森茂生幹事浅香透尾関智二杉本邦久杉山和正千田美紀中塚晃彦水牧仁一朗和田啓編集後記人類は新しい機能性材料を開発することにより,大きな社会発展を進めてきた.例えば金属間化合物Nd 2Fe 14B磁石,Si半導体,銅酸化物高温超伝導体など,枚挙にいとまがない.その機能性材料の機能発現の起源を探り,機能の最大化を図るにおいて,構造解析は必要不可欠な分析手法である.構造が決まらなければ,何もできないといってもよい.近年,高温で焼成・溶融せずに固体結晶を作製する低温化学合成の技術も発展してきたことが駆動力となり,新規材料の探索が始まっている.本号において,複数のマイナスイオン元素を含む複合アニオン化合物という新規材料についてミニ特集を組んだ.竹入先生には,複合アニオン化合物の概要とその魅力をご紹介いただき,これまでの単一アニオン化合物にはない面白さや難しさを詳細に示していただいた.荻野先生には,複合アニオンの配位構造や積層構造を制御することで,新しい発光材料などの機能性材料の創成が可能であり,今後その世界が広がることを紹介いただいた.八島先生には複合アニオン化合物の構造解析について,ご紹介いただき,X線回折・電子顕微鏡をはじめとするさまざまな構造解析を利用しなければ,複合アニオンの構造は決定することが困難であることを示していただいた.前田先生には,複合アニオン化合物において最も代表的な機能である光触媒機能に関してご紹介いただき,単一アニオン化合物では不可能であった水分解機能について示していただいた.これらの記事は非常にわかりやすく,分野外の読者の方々にも読んでいただきたく思っており,これらの化合物の魅力の一端が伝われば編集者として望外の喜びです.(水牧仁一朗)委員稲葉克彦大胡惠樹大津博義大原高志岡研吾奥部真樹小澤芳樹尾瀬農之神谷奈津美河口彰吾鬼柳亮嗣栗林貴弘小松一生小森博文坂倉輝俊関根あき子沼本修孝溝端栄一村田武士門馬綱一横田紘子編集室鈴木衛若林千賀子複写される方へ本誌に掲載された著作物を複写したい方は,社団法人日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の従業員以外は,図書館も著作権者から複写権等の行使の委託を受けている次の団体から許諾を受けて下さい.著作物の転載・翻訳のような複写以外の許諾は,直接本会へご連絡下さい.〒107-0052東京都港区赤坂9-6-41乃木坂ビル学術著作権協会TEL: 03-3475-5618 FAX: 03-3475-5619 E-mail: info@jaacc.jpアメリカ合衆国における複写については,次に連絡して下さい.Copyright Clearance Center, Inc.222 Rosewood Drive, Danvers, MA 01923 USAPhone: (978)750-8400 FAX: (978)750-4744日本結晶学会誌Vol.60, No.5・6平成30年12月15日発行制作・印刷日本印刷株式会社昭和41年12月22日第4種郵便物認可編集人宮原郁子(大阪市立大学大学院理学研究科)発行人一般社団法人日本結晶学会〒162-0801東京都新宿区山吹町358-5アカデミーセンターTEL.(03)6824-9375 FAX.(03)5227-8631(編集室)〒170-0013東京都豊島区東池袋4-41-24東池袋センタービル2FTEL.(03)5911-8671 FAX.(03)3971-1214292