ブックタイトル日本結晶学会誌Vol58No6

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概要

日本結晶学会誌Vol58No6

会告/会報上村みどり帝人ファーマ㈱生物医学総合研究所専門分野:Structure Based Drug Design,構造生物学,有機結晶化学神山崇高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所専門分野:粉末中性子回折河野正規東京工業大学理学院化学系専門分野:錯体化学,結晶化学,超分子化学久保田佳基大阪府立大学理学系研究科専門分野:精密構造物性,放射光粉末回折法栗栖源嗣大阪大学蛋白質研究所専門分野:蛋白質結晶学黒岩芳弘広島大学大学院理学研究科専門分野:構造物性,構造相転移,結晶学坂田修身国立研究開発法人物質・材料研究機構専門分野:薄膜・ナノ粒子X線回折,ナノ構造科学柴田直樹兵庫県立大学大学院生命理学研究科専門分野:蛋白質X線結晶学千田俊哉高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所専門分野:蛋白質結晶学高田昌樹東北大学多元物質科学研究所専門分野:放射光科学,構造科学中井泉東京理科大学理学部専門分野:結晶化学,放射光X線分析,物質史中川敦史大阪大学蛋白質研究所専門分野:構造生物学,蛋白質結晶学西堀英治国立大学法人筑波大学数理物質系専門分野:X線結晶学濡木理東京大学理学部生物化学科・大学院理学系研究科生物科学専攻専門分野:核酸結合タンパク質,膜輸送体タンパク質のX線結晶構造解析禾晃和横浜市立大学大学院生命医科学研究科専門分野:構造生物学,蛋白質結晶学橋爪大輔国立研究開発法人理化学研究所創発物性科学研究センター専門分野:構造化学,超分子構造化学橋本博静岡県立大学薬学部専門分野:タンパク質結晶学深井周也東京大学分子細胞生物学研究所専門分野:構造生物学松村浩由立命館大学生命科学部生物工学科専門分野:蛋白質結晶学森茂生大阪府立大学大学院工学研究科専門分野:電子顕微鏡,電子回折,材料物理森吉千佳子広島大学大学院理学研究科専門分野:誘電体構造物性山口宏関西学院大学理工学部専門分野:蛋白質結晶学山本雅貴理化学研究所放射光科学総合研究センター利用システム開発研究部門専門分野:放射光構造生物学吉朝朗熊本大学大学院自然科学研究科専門分野:鉱物結晶学,無機結晶化学,EXAFSによる局所構造解析渡邉信久名古屋大学シンクロトロン光研究所センター専門分野:放射光ビームライン,蛋白質結晶学,構造生物学会報名誉会員の承認評議員会から推薦されました以下の2名の方が,本年11月16日開催の会員総会で名誉会員として承認されました.日本結晶学会名誉会員の推薦書入戸野修会員入戸野修会員は,1970年に金属ひげ結晶のX線回折顕微法による研究で博士(工学)の学位を取得されました.同年4月には東京工業大学工学部の助手として着任され,1974年のフランス留学後に再び戻られ,工学部金属工学科で助教授・教授として回折結晶学や材料工学の教鞭をとられました.引き続き2002年に福島大学教育学部に移られ,これまでの人文社会科学系の学域内に博士後期課程を含む自然科学系学域を2004年に創設し,その後2010年から4年間にわたり福島大学学長を務められました.現在は,福島市子供の夢を育む施設「こむこむ館」で館長をされ,科学マジックの考案・披露をはじめ,子供達との科学体験や啓蒙活動を楽しまれています.入戸野会員は1964年頃に長倉繁麿教授とともに,金属結晶のX線回折研究を手造りのX線発生装置や新方式のX線回折顕微装置を使って開始されました.その後も,超高真空微焦点X線発生装置を企業との共同研究で開発され,X線トポグラフ法で銅ひげ結晶の完全性を研究されました.電顕法と比較するとトポグラフ法の特徴は,格子面間隔や格子面の曲りの局所的変化を高感度で検出できるところにあります.その特徴を活かされ,中軸らせん転位がない銅ひげ結晶で低密度の転位を288日本結晶学会誌第58巻第6号(2016)