ブックタイトル日本結晶学会誌Vol57No4

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概要

日本結晶学会誌Vol57No4

会報平成27年度学会賞選考委員会の答申を受け,三木会長より受賞候補者として3名の会員の推薦がなされ,承認された.各賞の受賞者,受賞題目は以下のとおりである.西川賞:飯島澄男名誉会員(名城大学理工学研究科)「高分解能電子顕微鏡を用いた単一ナノ構造体の精密構造解析とカーボンナノチューブの発見」学術賞:吾郷日出夫会員(理化学研究所放射光科学総合研究センター)「X線自由電子レーザーを使った無損傷高分解能タンパク質構造解析法の開発」進歩賞:菅倫寛会員(岡山大学大学院自然科学研究科)「酸素発生型光合成を司る光化学系Ⅱ複合体・光化学系Ⅰ複合体の結晶学的研究」6.AsCA’15若手派遣栗栖庶務幹事より,本年度はリガクファンドへは寄付をいただかない年にあたっているが,これまでの留保分を活用したAsCA’15への若手派遣するプログラムの概要が提案され,基本方針が承認された.運用方法に関しては,禾会計幹事を中心に今後詳細を検討して迅速に募集を開始することとした.7.新定款(案),細則および規程(案)について栗栖庶務幹事より,平成26年度第4回,平成27年度第1回合同評議員会で承認された学会法人化の方針に基づき,新定款(案),細則および規程(案)が紹介された.慎重審議の結果,以下の主な変更点を含めて新定款(案),細則および規程(案)が承認された.(主な変更点)1)監査役の新設(定款案,第6章,第20条(2))法人には,事業内容と財務状況を監査する監査役の設置が必須.一名が欠席しても会議が成立するよう,二名を新設することとした.2)事業年度の変更(定款案,第9章,第35条)法人は,事業年度終了後,一定期間内に評議員会を開催し,事業年度報告および決算を行う必要がある.4月の評議員会をこれに充てる場合,3月末では決算が間に合わないので,事業年度を2月~翌年1月までと変更する.これにより,これまでと同様の評議員会日程で事業を運営可能.また,2016年2月に新法人を設立し,現在の任意団体としばらく併存させることで,スムースな移行が可能となる.3)会長に事故がある時の対応を庶務幹事に一本化(定款案,第7章,第32条)これまでは,『会長に事故あるときに会長の指名する評議員として幹事を兼ねる評議員の最年長者』が指定されていた.法人化に伴い,庶務幹事を代表権のある幹事とし,会長に事故があるときの対応を庶務幹事に一本化する.8.生体高分子専用高分解能中性子結晶回折計(J-PARC)設置要望書について栗栖庶務幹事より,日本原子力機構より「生体高分子専用高分解能中性子結晶回折計のJ-PARCへの設置要望書」について依頼があった旨の紹介があった.要望書文案を検討し,三木会長名で文部科学大臣宛に提出することが承認された.9.その他運営経費削減案について,会誌出版経費削減以外にも業務委託費や,会議など削減可能な運営経費を継続して検討することとした.また,その議論の過程で「会誌の将来のあり方WGの設置」が提案され,承認された.WGは会長の諮問により設置されることとし,電子ジャーナルのあり方,編集・印刷経費や適切な総ページ数などを検討することとした.WGグループのメンバーとして,菅原評議員,神山評議員,植草評議員,杉山編集幹事,禾会計幹事が指名された.10.次回評議員会日程次回(平成27年度第3回)評議員会の日程,会場について,平成27年10月16日(金)16:00~18:30,大阪府立大学(部屋未定)が提案された.最終的な,日時・場所は,決定次第連絡することとした.258日本結晶学会誌第57巻第4号(2015)