ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No6

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日本結晶学会誌Vol56No6

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概要

日本結晶学会誌Vol56No6

世界結晶年(IYCr2014)日本の取り組み写真1ブース内折り紙実習コーナーの様子写真3ブース内結晶展示コーナー(手前が水晶の圧電効果を体験している様子)写真2熱心にご指導くださる細矢先生いては,準備段階において,限りあるスペースで紹介する結晶,来場者を惹きつける結晶についてアイディアを絞った.その結果,奥部先生にご尽力いただいて,水晶の圧電効果を体験してもらうコーナーを用意した.その他われわれが手分けして準備した実際の結晶展示(鉱物,無機物,有機物,タンパク質)に加えて,千葉工大の手嶋吉法先生からも結晶模型(来場者が触って試せる)をお借りして展示することができた.水晶の圧電効果は作戦通りで,多くの人に興味をもってもらえて,集客の大きな役割を果たしたと思われる.(c)の回折実験セットについては,菅原先生のお持ちのもの(手作り)を搬入していただいた.こちらは小学生や中学生には少々難しかったものの,高校生~大人,特に上級者にたいへん効果を発揮する体験型実験セットとなり,非常に良かった.このように,中高生を主たる対象に企画したイベントではあったが,当日は,小学生低学年から大人まで来場者のレベルに合わせて対応することができ,それぞれに満足していただけるイベントにもなったのではないかと自負している.結晶コーナーでは,理系の来場者やサイエンスアゴラの出展者,専門家も結構来られ,興味をもっていただけたようで,鋭い質問や粘りのある質問もあった.その反面,中高生や,文系出身で科学はわからないと言われていた大人の方々に,結晶や結晶学の話をした際,面白い,と言っていただけたときには,こちらも嬉しく思い,今回のサイエンスアゴラに出展した甲斐があったと思った.本企画につきましては,日本委員会実行委員長の高田昌樹先生に終始多大なご支持をいただきました.また,広告チラシ・ポスターのオーダーおよび郵送配布から会計まで,実行委員会幹事の井上豪先生と事務局の竹市未帆様にはたいへんお世話になりました.ここに厚くお礼申し上げます.企画から熱心にご尽力いただいた菅原先生,足立先生,実行に当たってご協力いただいた奥部先生,清谷先生,山村先生には心から感謝いたします.日本結晶学会誌第56巻第6号(2014)383