ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No6

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日本結晶学会誌Vol56No6

世界結晶年(IYCr2014)日本の取り組み生徒の質問に答える神谷先生結晶の不思議な性質に驚く高校生たち(奥寺先生)ダイヤモンドで氷を溶かす実験風景能性結晶の魅力」,中塚晃彦(山口大学),田中貴紀(大阪大学),磯部博志(熊本大学),奥寺浩樹(金沢大学),奥部真樹(東京工業大学),熊本大学自然科学系大学院生2014年度講演:「寺田寅彦とその弟子たちの偉業(雪は天からの手紙,災害は忘れたころにやってくる,水晶時計の云われ)」吉朝朗(熊本大学)「入門!多面体と結晶構造」手嶋吉法(千葉工業大学)「対称性の美と魅力」Massimo Nespolo(ロレーヌ大学)「5回対称性と準結晶, 2011年度ノーベル賞受賞」杉山和正(東北大学)「はやぶさのお土産と結晶学」山明(京都大学)「結晶構造から見るビタミンの機能」宮原郁子(大阪市大)「海上保安庁海洋情報部:観測・研究・留学体験」橋本崇史(海上保安庁)体験実験:「結晶模型に挑戦しよう」,「鉱物と新物質の不思議な性質」,「46億歳の鉱物と火星の隕石に触れよう」,「ダイヤモンドを壊してみよう」,磯部博志(熊本大学),奥寺浩樹(金沢大学),奥部真樹(東京工業大学),中塚晃彦(山口大学),熊本大学自然科学系大学院生模型作製に挑戦しようのコーナー,単多面体による空間充填3.おわりに寺田寅彦の下宿のすぐ向かいにお住まいであった,松本生金沢大学名誉教授からは,下宿先大家の娘さんによる寅彦に関する逸話や当時の学生気質など,臨場感をもって講演いただけました.開催にあたって,三木会長の援助により,学術振興会により招かれていたノーベル賞受賞のDeisenhofer博士による講演会と生徒との交流会が実現しました.当時話題であった,日本の探査機ハヤブサによる宇宙からのリターンサンプル結晶研究や光合成・生命活動解明研究の成果などを高校生にもわかりやすく講演いただけました. 2011年のノーベル賞にかかわる準結晶研究の真髄を黄金比や異次元空間の周期性などを交えて興味深く紹介いただけ,結晶研究の醍醐味や研究者の情熱を伝える大きな効果があったようです.なお,講演と体験実験の画像は国際結晶学会HPで公開されています.○http://www.iucr.org/gallery/2013/crsj2013○http://www.iucr.org/gallery/2014/crystallography-now-andin-the-beginning360日本結晶学会誌第56巻第6号(2014)