ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No4

概要

日本結晶学会誌Vol56No4

会報審議事項1．会員異動平成26年度第1回評議員会以降の新規入会者の紹介,入会申込書類の回覧があり,すべての入会が承認された.2．共催・協賛・後援共催など依頼について共催依頼11件,協賛依頼10件,後援依頼1件が承認された.3．平成25年度予算決算,平成27年度予算案平成25年度決算,平成27年度予算が承認された.4．年会受付システムの運用について導入が進められている年会受付システムの運用に関して,鈴木評議員からon-line決済の可能性について意見があり,議論の結果,当面は見送る方針が説明され了承された.5．男女共同参画学協会連絡会規約の改定について奥部幹事より,男女共同参画学協会連絡会規約の改定について賛同の提案があり,日本結晶学会として改定内容を承認した.6．AsCA新評議員について中川敦史AsCA評議員の任期満了に伴い,三木会長から足立伸一会員を後任に推薦したいとの提案があり,承認した.7．学会賞平成26年度学会賞選考委員会の答申を受け,三木会長より受賞候補者として4名の会員が推薦され,承認された.各賞の受賞者,受賞題目は以下のとおりである.西川賞：田中勲会員（北海道大学大学院先端生命科学研究院）「タンパク質結晶学方法論の開発と遺伝子翻訳・発現に関わるタンパク質の構造研究」学術賞：千田俊哉会員（高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所）「エピジェネティックおよび疾病関連タンパク質の構造生物学研究」進歩賞：西増弘志会員（東京大学大学院理学系研究科）「巨大なリボヌクレオ複合体および二機能性酵素の結晶構造解析」進歩賞：藤井孝太郎会員（東京工業大学大学院理工学研究科）「未知構造解析を用いた有機結晶の反応機構の解明および酸化物イオン伝導性無機結晶の新物質探索」8．リガクファンドの活用栗栖庶務幹事より,幹事会として日本結晶学会が共催する「対称性・群論トレーニングコース」に対し,リガクファンドを活用して必要経費を支援したいとの提案がなされた.世話人（奥部男女共同参画幹事,五十嵐評議員,神山評議員）を代表して奥部男女共同参画幹事よりトレーニングコース開催の経緯が説明された後,了承された.また,今後,結晶学会が同様のトレーニングコースを主催する可能性について積極的な議論がなされ,行事委員会を中心に検討することが了承された.9．その他三木会長より,学会賞選考委員会から学会賞推薦・選考の手続きに関して複数の改善案が示されたことが報告された.「学会賞推薦・選考手順の明瞭化WG」の設置が提案され,平成27年度の学会賞選定に間に合うように運用していくことが承認された.栗栖庶務幹事より,財政状況を改善するため経費削減策（冊子体学会誌の未送付希望者の募集など）と,選挙を含めた会員サービスの電子化を検討開始することが提案され,承認された.栗栖庶務幹事より, PF-UA（佐藤衛会長）から文部科学大臣へ提出が予定されている「フォトンファクトリーにおける放射光実験ビームタイムの確保に関する要望書（案）」への賛同が提案され,千田行事幹事より要望書提出に至った経緯が説明された後,学会として趣旨に賛同することが承認された.10．次回評議員会日程次回（平成26年度第3回）評議員会の仮日程,会場について,平成26年10月31日（金）16：00～18：00,東京大学本郷キャンパスが提案された.最終的な,日時・場所は,決定次第連絡することとした.288日本結晶学会誌第56巻第4号（2014）