ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No4

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概要

日本結晶学会誌Vol56No4

「日本の結晶学(Ⅱ)―その輝かしい発展―」出版にあたって2014年7月31日このたび,世界結晶年(IYCr2014)に,その記念行事の一環として,「日本の結晶学(Ⅱ)―その輝かしい発展―」が編纂されました.本書は, 1989年に日本結晶学会から出版されました「日本の結晶学―その歴史的展望―」以降,日本の結晶学がどのように飛躍的な発展を遂げたかをまとめたものです.ご一読いただけたら幸いと存じます.日本結晶学会会長三木邦夫出版までの経緯について1989年に日本結晶学会から出版されました日本の結晶学は,日本における結晶学の黎明期から1988年頃に至るまでの歴史が色々な視点から記され,日本の結晶学の発展を知る貴重な歴史的資料となっています.その発刊以来すでに25年の年月が経過し,現在の結晶学は,理論的にも技術的にも,また応用面においても,物理学,鉱物学,化学,生物学,材料化学,医学,薬学など様々な分野において飛躍的に発展してきています.このような日進月歩の発展の中で,次世代につなぐ貴重な資料として,わが国における結晶学の発展の歴史を記録に留めておくことの重要性が議論されてきました.そして2009年には,日本の結晶学の続編を出版することが日本結晶学会評議員会に提案され,それを受けて,内容・形式・予算等を検討する検討委員会(大隅,大橋,甲斐,佐々木,菅原,竹中,野田)が立ち上げられました.その後2012年4月に,出版計画案が日本結晶学会評議員会で承認されて,日本の結晶学(Ⅱ)編集委員会が発足し,足かけ3年の期間を経て,このたび「日本の結晶学(Ⅱ)―その輝かしい発展―」が完成致しました.日本結晶学会誌の本号に,そのDVD版を添付いたします.また,印刷版を注文販売いたしますので,これについては下記の「購入申し込み受付」をご参照下さい.内容は,結晶学の発展,日本結晶学会の発展,日本結晶学会と関連学会との連携,という3部で構成されています.第1部では,日本の結晶学を取り巻く研究分野を概観するとともに,ここ25年間の結晶学の発展に貢献された世代の結晶学会会員に,会員ご自身やその周辺を中心とした研究史を執筆していただきました.第2部では,学会の運営や各種の学会行事に関わった会員の方々に,日本結晶学会の発展をまとめていただきました.そして,第3部の前半では,この間の関連学協会設立に関わられた会員にその経緯を執筆していただきました.その後半では,世界結晶年に協賛されている多くの関連学協会から励ましの原稿をいただき,掲載させていただきました.記念すべき世界結晶年(IYCr2014)に,その記念行事の一環として「日本の結晶学(Ⅱ)―その輝かしい発展―」を出版することができ,執筆された皆様をはじめ,ご協力いただきました多くの方々に改めて厚く御礼申し上げます.